一般的に1年に2回訪れるボーナス支給。「今回はいくらぐらいもらえるのだろう」とワクワクしながら心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、これから転職を予定している方にとっては、転職先でのボーナスがどの程度もらえるのか気になるところです。また、転職先でのボーナスが満額支給されるのはいつからなのでしょうか。
今回は、気になる転職後のボーナスについてご紹介します。
一般的には転職後初のボーナスは減額、もしくは支給されないことが多いようです。
一時金や賞与などとも呼ばれるボーナスは、それぞれの支給に算定期間が設けられており、「期間内にフルで在籍していたか」「業績を残したか」などが基準となります。ボーナスの支給に関しては企業によって取り決めが異なりますが、転職後最初のボーナスで満額支給されることは少ないようです。
転職後1年目からでもボーナスが支給される企業の場合、その計算方法は主に2つあります。
1つは、ボーナス満額から在籍期間に応じて日割り・月割りする方法です。この方法では、算定期間の中で在籍していた期間が長ければ長いほど多くのボーナスを支給されることになります。
もう1つは、一定額を一律で支給する方法です。企業によってはボーナスではなく、「寸志」として支給されます。また、算定期間内の半分以上在籍した者が対象となるなど、条件を設けている企業もあるでしょう。
しかし入社後1年以上経ってからでないとボーナスを支給しない企業も多いため、転職先の賞与規定をしっかりと確認することが大切です
前述の通り、ボーナス規定は企業によって異なります。そのため転職後に初めて満額支給されるのがいつであるのかは一概にはいえません。
多くの場合、ボーナス算定期間にフルで在籍し、業績を残すことがボーナス満額支給の必須条件であるため、次のボーナス算定期間からチャンスがあるでしょう。
しかし、転職後すぐに大きな仕事や新しいプロジェクトを任せられなければ業績を残すことも難しい場合があるかもしれません。そのため、これまでのキャリアや経験によって、転職先でどのようなポジションが与えられるかが鍵となります。
なお、多くの場合、入社後1年以上経てばボーナスは満額支給されます。コツコツと実績を残し、その時を楽しみに待ちましょう。
会社員にとってボーナスは貴重な収入源です。
ボーナスをもらってから次の会社へタイミングよく転職したいと考える人が多いようです。
ボーナスは多くの会社が6月と12月に支給します。
では転職がボーナス支給日後に決まっていたとしても、決められた月に満額受けとれるのでしょうか?
ほとんどの会社ではボーナスは正式な賃金ではなく(賞与)、絶対に支払われると約束されたものではありません。
一般的にボーナスとは指定期間内の社員の実績のほか、これからの働きへの期待を賞与として与える側面があります。ですから退職を伝えていれば「想像していたより少なかった」「退職予定者はもらえなかった」など、予想と反することは珍しくありません。
ただし、就業規則に明確にボーナスの支給額や計算方式が明記されていれば、退職予定者にも会社側は支給義務が発生します。
就業規則に、ボーナスは必ず定例として年二回支払うかどうか記載されているかをまずは確認しましょう。
会社の就業規則にはボーナス月の退職者に対し、減額や返還などが記載されていない場合でも、個人的な話し合いの中で減額やボーナスが支給されない旨を言われる可能性もあります。
このようなことを避けるためには、ボーナス支給後に退職の旨を伝えると今まで通り満額で受け取れます。しかし、ボーナスが支給された直後に急に退社をするなど、在籍していた会社に迷惑をかけるような行為は避けましょう。
円満に退社をし、ボーナスを満額受け取っても嫌な顔をされないためには普段からの就業態度を見直し、退社後の引き継ぎの準備をしっかり調整することは必須です。
そのためにもまずは就業規則をすみずみまで読むことが必須ですが、確認しておきたいことがあれば退職願をだすまえに総務課にこっそり確認するのもひとつです。
社会人として責任ある行動をとる上で、計画的に転職への準備をすすめ、できるだけ多くの金額を受け取れるよう行動しましょう。
今後転職をする予定がある方にとっては、転職後のボーナスは当然気になるポイントでしょう。
しかし、ここまででご紹介した通り、最初のボーナスで満額支給は難しいかもしれません。
そこでぜひおすすめしたいのが、転職前のボーナスと転職後のボーナスの合計額を考えて転職のタイミングを決める方法です。
一般的には、退社を伝えるタイミングはボーナスが満額支給された後がベストとされています。しかし、退社を伝えてから実際に退社するまで、最低でも1カ月は引き継ぎのための期間が必要です。そのために転職先への入社時期を遅らせる場合、試用期間によっては正社員として転職先のボーナス算定期間に在籍する期間が短く、転職先ではボーナスをもらえない可能性もあります。
つまり、転職先の算定期間に合わせて入社するために、転職前のボーナス満額支給を諦めることも必要になります。ボーナス支給前に退社を伝える場合、企業によってはそれが影響して減額されることもありますが、まったくもらえないことはありません。転職先にベストなタイミングで入社することの方が今後のボーナス支給には重要です。
転職エージェントの中にはお祝い金をくれる太っ腹なエージェントもありますので、こちらも参考にしてみてください。
転職先でのボーナスは、初めから満額支給されるわけではありません。少しでも多くのボーナスをもらうためには、退社や転職のタイミングを見極めることが大切です。
そのためにも、転職先のボーナスの算定期間や支給時期・回数についてよく調べ、ベストなタイミングで転職しましょう。
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